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Projects

平成27年度科学技術研究助成事業 基盤研究(S)
「熱力学的極限に挑む断熱モード磁束量子プロセッサの研究」


平成25年度科学技術研究助成事業 基盤研究(S)
「断熱モード単一磁束量子回路の導入によるサブμWマイクロプロセッサの研究」


文部科学省 科学研究費補助金 特定領域研究
「単一磁束量子局在電磁波集積回路」

Backgorund

ムーアの法則に遅れまいとする半導体業界の努力によって、CMOS集積回路はパフォーマンスと集積密度を継続的に向上させてきました。 
スパコンの世界ランクであるTOP500で2021年に1位に輝いた理化学研究所と富士通の開発した富岳では、432筐体を用いて 442 PFLOPS以上の演算能力を実現しています。 
 
しかしながらその消費電力は約30 MWとなっており、莫大な電力が必要となります。 
さらに、次世代のスパコンであるExaスケールコンピュータをCMOS集積回路で実現すると、その消費電力は100 MWを超えてしまうという見積が出されています。 
この値は、小さな原子力発電所1基分の発電量に匹敵する莫大な電力であり、 
消費電力とコストの観点から非現実的です。

 
そこで吉川研究室では、極低温冷却に必要なエネルギーを考慮にいれてもCMOS集積回路よりもはるかに電力効率の良い、極低消費エネルギーな超電導集積回路の研究を行なっており、未来のハイエンドコンピュータ実現に向けての技術拡大を目標にしています。

©2023 by Yoshikawa Laboratory

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